2017年10月06日

この世には恋愛する人間のほうが多いということに実感がわかなさすぎる


私は堂々と恋愛行動をされない限りこの世の人全てを恋愛しない存在だと思い込んでいる節がある。

いや、これは本当に、私が少数派でマイノリティで社会的弱者の立場だからさらっと流されて許されていることで、結局は異性愛者の人が同性愛者やら両性愛者やらその他の性的指向を持つ人々にやっていることと全く変わらないのだけれどさ。

それこそ、「全ての人類が(自分と同じ)異性愛者だと思いこんでいる」って状態の、Aセクシャル版よね、いわば。

「全ての(それを発露していない)人類が(自分と同じ)恋愛をしない人間だと思いこんでいる」のが私です。

でもまあ恋愛する方々は私がそんな思い込みを無意識にしているとも思わないし、恋愛する人間だとカミングアウトすることで不利益になることが一切ないので、平気で突然恋愛の話をしだしたりアウティングまがいのことをするんだけれど。

私からすれば、私が恋愛しないんだろうなと勝手に思い込んでいた恋愛っ気のない人が突然自身の恋愛の話とかしだすとさらっとカミングアウトされた衝撃と動揺を感じるし、恋愛しないんだろうなと勝手に思い込んでいた他人の恋愛の噂話とかされるとアウティングだと思うし。

正直この辺の折り合いは自分の中でもついていない。

マジョリティと同じような構造の偏見を私が持っているのはよくないというのは分かるけど、これをどうやって改善するのか、その偏見と果たして本当に同じものなのかそれとも違うのかなどなど、まだ冷静に考えきれない。

とまあそういうわけで、今日も突然アウティングされてびっくらこいたのよね。

この人恋愛するの…嘘でしょ…って人の恋愛の噂を聞いてさ、驚いた。私の見ている世界では恋愛しない人って沢山いるのに、他の人が見ている世界だと恋愛する人しかいないんだなって。

皆が「えー!その人、あの子が好きなのー!?」って言ってるところで私は「えー!その人、恋愛する人だったのー!?」って思ってたわけです。

そしてそこから「前にも何度も気付かされたけど、本当にこの世には恋愛する人間のほうが圧倒的に多いんだな…あんなに恋愛しなさそうな人でも恋愛するんだから私が恋愛しなさそうと思っている人皆きっと恋愛するんだろうな…そんな世界想像できない…意味わかんない…どういうことなの…」って思考が流れていって一人だけ難しい顔していた。

良くないのは知っている。知っているけど、素直になんの脚色も隠しもせず自分の感じたことを言葉にすると、「(私の想像の範疇を大幅に超えていて)意味がわからない…」になってしまう。

恋愛する人が圧倒的多数の世界がうまく把握できない。うまく理解できない。うまく信じられない。こんなにずっとこの世界で生きているのに。

まあ実際は私が恋愛関係のことが苦手だから恋愛関連の話する人とかとあんまり親しくならない傾向があることにはあるんだけれど。

私は早く世界を歪みなく認識したい。

私がAセクだと友だちにカミングアウトできたら楽なのになーと思うけど、実際問題ちゃんと尊重してくれる人ってほとんどいないと思う。いい子ばかりだしやってみないと分かんないけど、まあ彼らの専門分野じゃないからね、何言ってくるかわかんないよね。

でもやっぱり今日みたいに恋バナされて「恋愛するの!?」って思ったときに「恋愛するの!?」って言えず皆とは他の理由で驚いたということを隠しながら全く共感できないことをふむふむと興味ありげに動揺しながら聞いているのは精神にとって少し負担だと思う。

特に最近は言いたいことを言ってしまいがちなので、余計言いたいことを言えないのがつらい。

あとは溝を感じるし。

やっぱ言えないことが多いのって他人との溝が多いってことかなって最近思う。

隠し事するのも嘘つき続けるのも言葉を飲み込むのも全部ちょっとずつ小さな辛さが積み重なって大きな辛さになるんだよ。

ということでまあ、なんというか、私自身の世界の認識を修正したいっていうのと、人にオープンにしてしまって楽になりたいっていうのが目下の欲望です。
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posted by ヤナ at 23:30| Comment(0) | セクシャルマイノリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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